ダイレクト納付受付開始 預金種目の対応時間に注意
今年9月に誕生する国税の新しい納付手段「ダイレクト納付」の利用届出書受付が始まりました。
ダイレクト納付とは、e‐Tax(国税の電子申告・納税)で申告などの送信をした後、預貯金口座からワンクリックで即時(期日指定も可)に税の納付ができるというもの。従来の電子納税とは違い、インターネットバンキングの契約が不要で、すでにある金融機関の口座が利用可能です。
対象は法人税や源泉所得税など電子申告が可能な税目ですが、e−Taxに納付情報を登録すれば全税目でダイレクト納付が使えます。
金融機関や税務署に出向くことなく納付が可能のため、源泉所得税など利用回数の多い手続きにはもってこい。税理士がe−Taxで申告しているなら、納付まで一括して税理士に依頼することもでるようになります。
利用開始時期に差がありますが全国52の銀行・信用組合で利用可能となる予定。ただ、気をつけたいのが利用時間です。金融機関によりサービス提供時間が異なり、さらに同じ金融機関でも口座のタイプ(普通・当座・納税準備)によって時間が異なることもあります。詳細は国税庁ホームページ(http://www.nta.go.jp/)に掲載されています。また、e−Tax稼動時間内(月〜金曜日の午前8時30分〜午後9時、祝日等除く)での利用が前提となります。
なお、利用届出書は金融機関届出印押捺のうえ、所轄税務署へ書面で提出します。利用可能となるまで一カ月必要です。
2009年7月4日更新